眼鏡

杉下右京のLindberg Adaniが優れたメガネな理由

杉下右京のLindberg Adani

このところTV番組の相棒で杉下右京(水島豊)さんが長年使用しているLindberg Air Titanium Adaniを使っています。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
お父さんにはガリレオ・メガネが一番似合っていると思うけどー

たしかに奥様とMikanお嬢様の意見は一致していて、Lidberg Air Titanium AdaniよりもLidberg Air Titanium Dagurが、そのDagurよりもガリレオメガネ(Lindberg Spirit 2050)の方が似合っているとのことです。

自分でも同感していますが、Adaniも大変に大型ディスプレイやiPadでは使い勝手が良いのです。今回はそのあたりを、謎解き風に説明させて頂くことにします。

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LindbergのAdaniとは

Lindberg Air Tinitanium Adaniとは、エアチタKidsに近いです。レンズ間は17mmで、レンズ横幅は48mmで、レンズ縦幅が27mmです。

いちおう身長170cmは超えている私には、少しばかり小さなフレームとなります。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
だから、あんまり似合っていないんだってばー

そうです。普通に考えれば有名な眼鏡フレームだといっても、わざわざ使う人は多くないメガネです。廃盤になったのも分かります。(いつの間にか、右京さん口調)

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
それじゃ一体、どうして使っているの?

そう、そこなんです。実はAdaniファンが多いのには理由があります。それが実は「小さい眼鏡フレーム」なんです。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
どういうこと?

… つまりですね、軽いんです。フチなしツーポイントのガリレオ・メガネでさえ11gだったのに、ボクのLindberg Adaniも11gなんです。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
???

失礼しました。ボクとしたことが、うっかりしていました。最近の若い方々は大きな眼鏡を好みます。Adaniを使うのは遠近両用レンズを使う人が多いのです。レンズの上の方が普通に遠くが見えますが、下の方は近くが見やすくなっているんです。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
それって…

もうお分かりでしょう。人間というのは、長時間に渡って下を見たり、上を見たりするのに向いていません。だから机に向かう時には、眼鏡フレームを持ち上げると便利なんです。そして軽いフレームは、まさに持ち上げて使うのに適している、と。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
でもAdaniのレンズ縦幅27mmじゃ、いくら何でも短過ぎるのでは?

その通りなんです。そこが今まで我々が見落としていたところなんです。現代は昔と違って、手元は本の少しの領域だけ見ることができれば十分なんです。もちろんボクが研究者だったとしたら、印刷された論文を長時間読むのには向いていませんけど。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
そういえば杉下右京さんって、けっこうフレームが上がり気味になっていることも多いわね。

おや、良く見ていますねえ。恐れ入ります。まさにおっしゃる通りで、ボクはレンズの下側を有効活用しているんです。そうすれば加入度数が弱くても近くは見やすいし、視野も広くなりますから。

HOYAのJaz

さてお芝居はお終いにして、ヒツジ執事の四葉静に戻りましょう。

最近はスマホ用として、累進帯長9mmの累進レンズも登場しています。杉下右京さんのLindbergエアチタニウムAdaniは、実は視線が斜め下となるiPadや大型PCディスプレイに向いているのです。

そして私が最近利用度が高くなったのは、Lindberg AdaniにはHOYA Jazという「大人のメガネ」を装着していることも大きいです。

このレンズは累進帯長が20mmもあり、iPadのような距離を見える領域が広いです。その分だけ正面で遠くが見にくくなっていますけど、在宅勤務であれば問題はありません。ちょうど良い感じです。

ちなみに幸か不幸か、在宅勤務で近視化が少し進んだようです。そのために数年前に作成したレンズですが、再び手元が良く見えるようになりました。

おまけにブルーライト低減レンズにしたおかげなのか、夜中の12時を過ぎても快適にパソコンやiPadでの作業を続けることが出来ています。

そして縦幅32mmの桝形オリジナルデザインも悪くないですけど、やはり視界の全てがカバーされている感じです。Lindberg Adaniの小さいレンズだと丁度良い解放感があり、コンタクトレンズと併用しても悪く無さそうです。

まとめ

と、いう次第で、年配者にはLindberg Air Titanium Adaniは使い勝手が大変良いです。

そして効率という意味ではLindberg Air Titanium Coronaという丸眼鏡がありますが、さすがに少々目立ち過ぎます。

可もなく不可もないコンパクト(レンズ縦幅27mm)な眼鏡フレームという面で、Lindberg Adaniは大変に優れていると言えます。

さすがに杉下右京さんがシーズンの早い時期から使い始め、ずっと使い続けているだけのことはあるというところでしょうか。

私はAdaniから始まってフチなし眼鏡のLindberg Spiritへ移行しましたが、最近は逆にLindberg Air Titaniumへ回帰する年配者も多いです。

それにAdaniはネジや差込口がないので、メンテナンスが最小限で済みます。忙しい者にとっては、嬉しい限りです。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:四葉静

P.S.
それにしても2020年1月に某店がLindberg社へ、特別オーダーを出すことに成功したとのことです。Adani、相変わらず人気ありますね。

(実はまつ毛が長くてお目めぱっちりな私には、クリングスが少々短過ぎるんですけど)